アクリル素材を用いた

​新製品開発プロジェクト

北区プロジェクト 2017

 2017年度に蜂巣ゼミ選抜チームは、北区産業振興課主催の大学生によるプレゼン大会「地域の魅力発信プロジェクト2017in北区」に出場し、企業部門の課題「アクリル素材を用いた新製品アイデア」を提案し、販路開拓に取り組みました。

 福永大志、木口紘端、鶴岡駿人、金子海里、田中美沙からなる蜂巣ゼミチームは、大学教授が研究室の扉に「在室・不在」の状況を示す表示盤を開発することを提案し、見事、最優秀賞を受賞しました。そして、2017年12月のプレゼン大会での最優秀賞獲得をスタートとして、本格的にプロジェクトを実地段階に移しました。

​提案内容

 私達ゼミ2期生チームは、社会の課題解決につながるような製品の開発を試みましたが、すでにアクリルで解決できる課題は製品化されていました。積み上がってゆくボツ案の山に、悲観的になる場面もありましたが、複数のアイデアを検討したことにより、アクリルの用途の広さやアクリルという素材そのものの特性を改めて理解することができました。

 私達では考えが出尽くしてしまいアイデアに広がりがなくなったため、蜂巣先生の研究室に何度も訪問を試みました。しかし、多忙な先生とアポイントが取れず、研究室に訪問しても不在、あるいは既にほかの学生が相談中あるいは外部の方が来客中と、在室していても気を遣うことがあり、ここで先生と訪問者の訪問のタイミングを合わせる難しさを実感し、以下の問題点を発見しました。

①先生が訪問者に適切に自分の状況を知らせることはできないか?

②訪問者が先生の邪魔になることなく訪問しやすくできないか?

私たちは、大学の先生方の扉に掲げ在・不在の状況を示す表示盤がこの課題を解決できると考えました。

また、私たち以外に同じ課題を抱えている大学研究者はじめ教授陣はいないかと考え、関東の17大学2710研究室の扉調査や大学教授へのアンケートを実施しました。

 ここで私たちは、以下のように現状を分析しました。

①多くの大学は研究室に行先表示盤を支給しておらず、教授が自作で行先表示盤を作っている。

②自作で多いのがA4の紙に印刷し、マグネットで行先を知らせる形式。

③自作のものの大半は見た目が美しくない。

 また以下のような問題点を発見しました。

① 先生の状況が分からない不要な項目が多い

② 随時記入するタイプは記入されず、機能していない

③ デザインが美しくない

④マグネットが散乱、壁にテープのはがし後があり、壁が汚れている

 私たちはアクリル素材を使用して上記の技術的かつ美観的な課題を解決できると確信しました。

①必要最低限の項目で構成し不必要な項目は削る

②一目で伝わり、研究室の景観にも邪魔しないデザインにこだわった美しい行先表示盤を作成

③磁石で取り付けるので、はがし跡が残らない

④磁石を動かして行先を知らせるだけなので億劫にならない

​東京マグネットからのご協力

 本プロジェクトを展開するにあたり、大栄工業では取り扱いのない部品(マグネット)を北区内で調達したいと考え、北区内のマグネット会社に協力を求めました。その結果、北区田端にある東京マグネット応用製品株式会社様にネオジウム磁石のご提供を頂き試作品を完成させることが出来ました。試作品を持参し東京マグネット様にお礼のご挨拶に伺うと、試作品のデザインや用途に合った機能性に優れた磁石を逆提案してくださいました。このご提案により、さらにスッキリしたデザインかつ機能性に優れた完成品を作ることができました。

東洋大学生協にて試験販売の実現

 大学教授陣の多くは全国に219店舗ある大学生協のカタログを見て研究室の備品などを購入していると考え、東洋大学生協の白石店長と何度も話し合いを重ね、実際に、東洋大学生協のカタログに折り込みチラシとして教授陣に配布し、販売することができました

 私たちは、蜂巣ゼミ公式のTwitterを使って、マーケティングをしました。その結果、114リツイートと49,253件のインプレッションを獲得し、僅かながらも販売数の増加に貢献できたと考えました。

 また私達は、ターゲットを大学教授のみに絞らず、指導教員にお世話になった卒業するゼミ生にも広げました。実際に、卒業時のお礼を兼ねた記念品として某ゼミの卒業生から指導教授にプレゼントとして贈られたようです。また、自分の研究室用にご購入して下さった先生方、東洋大から他大学に移る先生へのプレゼントとしてご購入下さった先生もいたと聞いております。

 大学の研究室の扉を通じて、いろいろな先生方の課題、私たちの課題を解決できる素晴らしい商品を開発できたと考えます。

​東洋大学 経営学部 蜂巣旭ゼミナール

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